シジュウカラ日誌

トルコのアレヴィーについて研究する大学院生のブログです。文化人類学を専攻しています。研究のこと、トルコのことなど好きなことについて楽しく書きます。

フィルム写真のこと

 

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新宿駅東口付近

 

去年の暮れくらいからフィルム写真に凝り始めました。家の掃除をしていた父が、タンスの奥で眠っていた古いカメラを譲ってくれたのがきっかけです。

今日は久々に現像に出していたネガを受け取ってきました。今回は初めてモノクロフィルムに挑戦してみたので、下手で申し訳ありませんがよかったら見てください。

 

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新宿3丁目付近。古い機種はピント合わせも露出もマニュアルなので、暗い場所ではなかなか難しい。

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東京モード学園

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ダメです

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学内の建物に映った木の影がおもしろかったので

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そば屋でテレビを見る青年。確か日馬富士の傷害事件についてのワイドショーをやっていた。

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父が祖父から譲り受けたOlympus Pen D3。ハーフサイズといって、フィルムの幅を半分にして撮るので倍の写真が撮れます。その分画質は落ちますがそれはご愛敬。

 普通、カメラというのは贅沢な趣味で、院生風情が最新機種などに手を出せるわけもありません。もちろんフィルム写真とてフィルム代と現像などのプロセスで2000円弱はかかるのですが、そんなに撮りにいく暇もないし、月一度くらいの頻度で楽しむ程度には良いのではないでしょうか。

僕の場合はラッキーで人から譲り受けることができましたが、中古カメラ屋にいけばかつて一世を風靡した往年のフラッグシップ機が格安でたたき売られています。フィルムカメラなんて時代遅れだと思われていますが、かつての高級機ですのでそんなに悪いものでもないです。

それに、フィルムで撮るからこその楽しみもあると思います。たしかに、「撮った写真をすぐに確認できない」「一本のフィルムでせいぜい36枚しか撮れない」「画質が粗い」「現像に出すのがめんどくさい」というのはなるほど不便です。

でも、現像したときに「どんなふうに写っているんだろう」と考えたり、フィルムの種類で風合いが変わったり、一枚一枚が貴重なので丁寧に写真を撮るようになるし、それはそれで楽しいんじゃないかと僕は思います。それに実際に撮ってみると、36枚って少ないようで意外と多いもんだなと思いました。

 

まぁとにかく、いろんな写真の楽しみ方があっていいんじゃないでしょうか。写ルンです最後の世代である僕らにとっては少し懐かしい感じもすると同時に、デジタルに慣れ切った今となっては新鮮な味わいがありますし。